結論:ビールサブスクは3タイプに分かれる
ビールの定期便(サブスク)は、大きく分けると「直販ブルワリー系の定期便」「複数ブルワリーを選べる定期便」「家庭用サーバー型」の3タイプがあります。同じ「サブスク」でも、届く本数や解約条件、コミット期間の重さがタイプによってかなり違うため、比較する前にどのタイプかを意識しておくと選びやすくなります。
この記事では、公式サイト・公式オンラインストアで料金・本数・配送頻度・解約条件を確認できた8サービスを、タイプ別に整理して中立に比較します。まとめサイトなどでは「ビールサブスク10選」のような形で紹介されることもありますが、本図鑑の調査時点(2026年7月)で運営会社・料金・解約条件を公式情報から確認できたのはこの8社でした。確認できなかった項目は無理に埋めず、正直に「公式に記載なし」と示しています。申し込み前には、必ず各社の最新の公式ページで料金・在庫・条件を確認してください。
この記事で比較する8サービスとタイプ分け
比較対象は次の8サービスです。いずれも運営会社の特定商取引法に基づく表記、または公式の料金・プランページで内容を確認しています。
| タイプ | サービス | 特徴 |
|---|---|---|
| 直販ブルワリー系(1社の銘柄が届く) | よなよな月の生活(ヤッホーブルーイング) | 自社クラフトビールを毎月まとめて配送 |
| 直販ブルワリー系 | COEDO クラフトビール定期便 | 埼玉・COEDOブルワリーの瓶ビールをセットで配送 |
| 直販ブルワリー系 | open air 定期便 | ブルワリー直販の定期便。限定・シーズナル銘柄を含む |
| 直販ブルワリー系 | ISEKADO「3か月おためしサブスク」 | 三重・二軒茶屋餅角屋本店のクラフトビールを3回限定で届ける |
| 直販ブルワリー系 | REPUBREW「リパのサブスク」 | 自社ブルワリーの缶ビールを複数プランで配送 |
| 複数ブルワリー選定型 | Otomoni(オトモニ) | 国内外の複数クラフトブルワリーから選んだ銘柄をセットで配送 |
| 複数ブルワリー選定型(輸入中心) | クラフトビールオンライン | ベルギービールを中心に選定したセットを配送 |
| 家庭用サーバー型 | DREAMBEER | 専用サーバーをレンタルし、1.5Lボトルのビールを定期配送 |
料金・本数・配送頻度・解約条件で比較
公式サイトで確認できた内容を、料金の安い順ではなく上記の分類順に並べています。金額は特記のない限り税込・送料等を含む「1回あたりの請求額」です。—は公式ページで確認できなかった項目です。
| サービス | 料金(税込・目安) | 本数・内容量 | 配送頻度 | 解約・最低継続 |
|---|---|---|---|---|
| よなよな月の生活 | 4,180円〜(12缶)/7,370円〜(24缶)/14,740円〜(48缶) | 12・24・48缶から選択。共通の1缶容量は公式表記なし | 毎月 | 1回受取後はいつでも解約・コース変更可 |
| COEDO クラフトビール定期便 | 6,087円(瓶12本)/10,023円(24本) | 6種類×各2本=12本、または24本。瓶の共通容量は公式表記なし | 毎月25日発送 | 次回決済日の前日まで解約可・手数料なし(12本商品は最低2回購入の選択肢あり) |
| open air 定期便 | 6本3,600円/12本7,200円(送料は別途・通常送料の50%を負担) | 365ml×6本または12本 | 毎月5日発送 | 次回決済5日前まで解約可。最低継続期間の明記なし |
| ISEKADO「3か月おためしサブスク」 | 初回4,050円、2・3回目4,500円/月 | 毎月6本。容量は共通表記なし | 毎月第3金曜日・全3回 | 3か月固定・全3回で自動終了。期間中の解約は不可 |
| REPUBREW「リパのサブスク」 | 3,960円〜13,200円/回(プランにより6〜24本) | プランにより6・12・18・24缶 | プランにより第1・第3金曜日または第3金曜日など | 公式ページに解約条件の記載を確認できず |
| Otomoni(オトモニ) | 4,980円〜/回(6本、送料込) | 基本6本。12本への切替可(12本時の固定料金は公式に記載なし) | 2週間に1回(スキップ可) | 初回配送後からWeb/アプリでいつでも解約可。最低継続は初回1回の受取 |
| クラフトビールオンライン | 初回2,475円、2回目以降4,950円/回(送料込) | 原則330ml小瓶6本 | 毎月25日到着予定 | 公式ページに解約条件の記載を確認できず |
| DREAMBEER | 3本〜12本の本数に応じて総額が変動(例: プレミアムプラン6本で23,760円+送料) | 1.5Lボトル3〜12本。サーバーレンタル込み | 4週または8週に1回 | サーバーレンタル最低36か月。期間内解約は30,000円の契約解除料 |
タイプ別の詳細:直販系・選定型・サーバー型それぞれの中身
直販ブルワリー系の定期便——1社の銘柄をまとめて楽しみたい人向け
直販ブルワリー系は、1つのブルワリーが自社の銘柄を毎月配送する形式です。よなよな月の生活はヤッホーブルーイングが運営し、毎月12缶・24缶・48缶のプランから選べます。1回受取後はいつでも解約・コース変更が可能で、最低継続の縛りが軽い点が特徴です。COEDOクラフトビール定期便は瓶12本・24本のセレクションで、次回決済日の前日までなら手数料なしで解約できる案内がありますが、12本商品には「最低2回購入」の選択肢も公式に案内されているため、申し込み時にどちらのプランかを確認する必要があります。
open airの定期便は365ml×6本3,600円・12本7,200円の2コースで、配送日は毎月5日に固定されています。送料は商品代金とは別にかかりますが、定期便では通常送料の50%だけの負担になると公式に案内されています。ISEKADOの「3か月おためしサブスク」は名前のとおり全3回で自動終了する期間限定タイプで、期間中の解約はできません。「まず試してみたい」人向けの設計といえます。REPUBREWの「リパのサブスク」は6本・12缶・18缶・24缶など複数プランを展開していますが、解約条件は公式ページに記載がなく確認できませんでした。
複数ブルワリーを選べる定期便——いろいろな造り手を試したい人向け
Otomoni(オトモニ)は、国内外の複数クラフトブルワリーの銘柄を毎回セットにして届ける形式です。基本は6本・送料込みで4,980円〜、2週間に1回の配送でスキップによる調整もできます。初回配送後からいつでも解約できる手軽さが特徴ですが、12本セットに切り替えた場合の固定料金は公式ページから確認できませんでした。
クラフトビールオンラインは「ベルギービール名誉騎士セレクトビール定期便」として、ベルギー産を中心とした330ml小瓶6本を毎月届けるサービスです。初回は2,475円、2回目以降は4,950円ですが、解約条件の記載は確認できず、調査時点では商品ページが在庫切れの表示だったため、申し込み可否は公式サイトで改めて確認する必要があります。
家庭用サーバー型——本格的に「生ビール」を家で楽しみたい人向け
DREAMBEERは、他の7サービスと仕組みが大きく異なります。缶や瓶が届くのではなく、専用の家庭用ビールサーバーをレンタルし、1.5Lボトルのビールが定期的に届く形式です。プランやボトルの本数によって総額が変わり、たとえばプレミアムプランで6本を選ぶと23,760円+地域別送料になります。サーバーのレンタル料自体は0円ですが、サーバー契約の最低期間が36か月あり、初回出荷開始後に期間内で解約すると30,000円の契約解除料がかかるという、他の定期便にはない縛りがあります。本格的な生ビール体験を長く続けたい人には向きますが、「まず気軽に試したい」目的には他の7サービスの方が向いています。
どのタイプを選ぶか
いろいろなクラフトビールを少しずつ試したい人には、複数ブルワリーを横断できるOtomoniのような選定型か、応援したいブルワリーが決まっているならよなよな月の生活やCOEDOのような直販型が向きます。「まず1回だけ試したい」場合は、ISEKADOのように回数が区切られたプランや、初回配送後にいつでも解約できるOtomoni・よなよな月の生活のようなサービスがリスクを抑えやすいでしょう。一方、DREAMBEERのようなサーバー型は本数あたりの単価やビールの飲み口では魅力がある反面、36か月という長期契約と解約時の費用が発生するため、長く続ける前提で検討することをおすすめします。
いずれのサービスも、料金・本数・解約条件は改定されることがあります。この記事の内容は2026年7月時点で各社公式ページから確認したものですので、申し込み前には必ず最新の公式情報を確認してください。よなよな月の生活のよなよなエールやインドの青鬼、COEDOの瑠璃・伽羅・白、ISEKADOの伊勢角屋麦酒 ペールエールなど、各社の代表銘柄は本図鑑でも詳しく紹介しています。定期便を検討する前に、まずは単品での購入や飲み比べセットで味の傾向をつかんでおくのもおすすめです。常陸野ネストビール ペールエールや常陸野ネストビール ホワイトエールのように、直販定期便を持たないブルワリーの人気銘柄と飲み比べてみるのも、好みのスタイルを見つける近道になります。
まとめとよくある質問(FAQ)
ビールサブスクは、1社の銘柄をまとめて届ける直販ブルワリー系、複数ブルワリーを横断できる選定型、家庭用サーバーを使うサーバー型の3タイプに分かれます。まとめ記事では「10選」のような形で多数のサービスが並ぶこともありますが、本図鑑では公式情報で料金・条件を確認できた8サービスに絞って紹介しました。気軽に試したいか、じっくり長く続けたいかで、向いているタイプが変わります。
Q. 一番気軽に始められるサービスはどれですか? A. 公式に「初回配送後からいつでも解約可能」と明記されているOtomoniや、1回受取後にコース変更・解約ができるよなよな月の生活は、比較的縛りの軽いサービスです。ただし料金・条件は変わることがあるため、申し込み前に公式ページで最新情報を確認してください。
Q. 長期契約の縛りがあるサービスはありますか? A. DREAMBEERは家庭用サーバーのレンタルを伴うため、最低36か月の契約期間があり、期間内に解約すると30,000円の契約解除料が発生します。他の7サービスに比べて縛りが重いタイプです。
Q. どのサービスが安いですか? A. サービスごとに本数・容量・送料の条件が異なるため、単純な金額だけでは比較できません。この記事の比較表で、1回あたりの料金と本数をあわせて確認し、ご自身の飲む量に合ったサービスを選ぶことをおすすめします。







